大型犬と車で行く北陸旅行【ペットも一緒でお得に宿泊!金沢前編】

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『金沢』といえば ”兼六園” とか ”茶屋街” とか小京都な雰囲気もありながら、最近では駅前に次々と高層ビルやホテルが立ち並ぶ北陸の繁華街。

昔祖母に連れられて行った近江町市場も、今ではいつ行っても観光客でいっぱいで、昔とは様変わりした姿に少し寂しい気もします。

金沢の夜景

今回の北陸旅行では、金沢駅から車で約30分、石川県白山市でわが家の愛犬(ラブラドールレトリバーのラブ)と一緒に、宿泊することになりました。

今回は、かなりお得に宿泊できたそのお宿のレビューと、お宿近くにあるおすすめの散歩コースやお店について。
あとは私の90代の祖母オススメの金沢のお土産についてなど、
少しかたよっていますが地元の方々から教わった北陸、金沢の一部をご紹介します。

金沢の有名かぶら寿司屋さん

北陸道<金沢西出口>を降りて山手へ走り、お宿に向かいます。
(朝・夕のラッシュの時間帯などは高速を降りて金沢市街地へ向かう道は結構混んでいますので予定をたてる時は気をつけて下さい)


私達はチェックインまで時間があったので、まずは、途中金沢市内にあるお気に入りの かぶら寿司屋さん に寄ることにしました。

かぶら寿司とは

かぶらの間にブリを挟み込み、糀で漬け込んだ金沢の冬の味覚です。大根で挟んだ ”大根寿司” もあります。大根寿司の方が若干安価なのでこちらの方がよく食卓に並ぶそうです。

祖母には昔からかぶら寿司を買う行きつけのお店が何件かあります。

まぁ、そのお店を選ぶ基準が「歩いていける」とか、「知り合いの家の近所」とか、テキトーな感じだったんですが、
その中でも、今なお家族で美味しくいただいているおすすめのかぶら寿司のお店がこちらです。

麹たっぷり!甘めの食べやすい かぶら寿司

四十万屋本舗 かぶらずし

麹が多く甘めな味わい。魚臭さも少なく食べやすいのでお漬物感覚でいただけます。(でもやはり魚が入っているので好き嫌いはハッキリしています。

わが家では激しくご飯のお共になるので消費スピードが早いですが、小さくて高価なため頻繁には買えません(泣)

お店の方いはく、『できれば麹は取らずにそのままお召し上がり下さい、ただカロリーが高いので気になるようでしたら、少し取ってお召し上がり下さいね』とのことでした。

(賞味期限が5日程度しかなかったように思います。賞味期限後に食べると、個人的な意見ですが少し”えぐみ”が出て、魚臭さが強くなっていたように思います。
買ってすぐ食べる時より格段に味が落ちていますので購入後はなるべく早く食べて下さい)


もう一件の祖母のお気に入り
”歩いていけるかぶら寿司屋さん”
の方は、少し塩辛い感じで、こちらはお酒を飲まれる方には好評のようです。

かぶら寿し本舗 かばた

かばたのかぶらずし1
かばたのかぶらずし2
わたし
わたし

私はお酒は飲めないので 「ん〜っ!塩辛い!!」と感じます


かぶら寿司屋さんを出発し、金沢市街地から
山の方に車を走らせます。


だんだんと住宅地や馴染みの大手スーパーマーケットなども見えてきて、観光地からどこにでもある日本の街並みに変わります。

うちのラブも、普段と違う外の匂いに興味深々。

窓の隙間から鼻先だけ出して、「スンスンスン、スーン」と街中の香りを嗅ぎ、情報収集。
匂いを吸うばかりで息を吐くのを忘れてるんじゃないかと心配になるくらい、外の空気を吸い込んでいます。

鶴来の街並み1

そこからもうしばらく山手に進み、
人も車もまばらな道を走り続けると

鶴来の街並み2

ガラリと街並みが変わってきます。
昔からの飾り気のない、あたたかい町並みの雰囲気に包まれます。

大型犬と一緒に古民家一棟貸しのお宿に宿泊

1階でお店をされていた古民家で、タバコ屋さんだったり、学校で使う文房具屋さんだったそうです。

お宿正面

夜はレトロ可愛い雰囲気に

土間1

とてもひろい玄関土間には、オーナーさんがインテリアとして、理科の授業で使う瓶や、子供たちが座る学校の椅子なども置かれています。

暖かい色の照明とマッチしてなんとも懐かしい、ほっこりとした雰囲気が魅力的です

ラブはこちらの土間でならフリーで大丈夫とのこと。
広々とした土間でいろんな匂いを嗅ぎながら大はしゃぎで行き来しています。

だんだん興奮も冷めてくると、普段は板の間で暮らしているので土間だと足裏が冷たいのでしょうか。

部屋には上がれないとわかっているので、足裏が暖かい場所を求めて
しきりに踏み台の上に座ろうとします。

土間2

ついには子供みたいに眠たくなってイジイジしだしたので、いつものお布団セットを用意してあげると、
ものの5分と経たないうちに大きないびきをかいて寝だしました。

ちなみのこのお宿、元は店舗付きの古民家なので前面はガラス張りになっています

土間から見たお宿の表

持ち物多めなのに、旅行カバンはひとつだけ。
持ち物のほとんどは犬関連で、使用後ゴミ袋にできるようにスーパーのレジ袋やエコバックしか持ってきていないダサダサな私達は、人様にお見せ出来るような『オシャレな観光客』には遠く及ばないので、

カーテンを下ろした土間正面

夕暮れになり、大きく開口したガラスドアを隠すためロールスクリーンを下ろしました。

※前の道路には日曜の夕方だったからか
ほとんど人は通っていませんが、あまりにもガラス張りで恥ずかしいので…

この日は春先でしたが、一日中雨で気温も低めだったので、近畿地方から来た私達にとっては結構肌寒く感じます。

しかし広い古民家なのでなかなか暖まりません…

いくつかの灯油ストーブに火を入れてお部屋が温もるのを待ちます。


この町はとても静かで雨音が屋根をたたく音だけが響きます。

お宿のオーナーさんが囲炉裏に火を入れ、お菓子(マシュマロを軽く炙ってチョコと一緒にビスケットに挟んでいただく)を楽しめるよう用意してくれていました。

火の側で一息つきながらコーヒーと一緒にいただきます。

マシュマロを囲炉裏で炙っていただく

土間続きのガラス戸を開けると台所・洗面・お風呂などの水まわり、突き当たりが納屋になっていますが、そこの室温においてはもはや半分外。屋外にいるように普通に寒い!

しかしこれも古民家の味ですね。

お宿吹き抜け部

寝室はこの階段を上がって2階になります。


寒い空間の上に寝室があるということは寝る時寒いだろう
と予想して、大きなお風呂へ行くことに。

お宿のすぐ近くに銭湯もありましたが、「どうせなら近くに温泉もあるんだし行かなきゃ損!」ということで、少し山奥にある白山温泉に行くことにしました。

【隠れ名所】絶対オススメ貸切状態の白山温泉

愛犬には留守番いただいて、お宿のオーナーさんに教えてもらったたくさんの温泉リストのうちの1つ、白山里 という温泉に行きました。

温泉 白山里

ここは宿泊もできるようです。

私達は入浴のみだったので、
大人1人 450円

タオルは宿泊するお宿のものを持参して行きました

到着時刻も19時頃だったため、他のお客さんも男女共に全くおらず、貸切状態で入浴できました。
19時半までに入場、20時退場
※0203年3月現在

フロントで「必ず20時までには出て下さい」とかなり念押しされ、少し焦ります。

脱衣所も浴槽もそんなに広くはありませんが、掃除も行き届いており、こざっぱりとしています。

受付を済ませた時点で20時まで残り45分!

普段なら入浴時間なんて30分くらいで済んでいるのですが、なぜか念押しされると不安になり、服を脱ぐのに手こずり、なかなかボタンが外れません!

ようやく湯船に浸かっても、5分と経ってないのに脱衣所の時計を見に行ったりと、どこかソワソワ。


ほんものの温泉なので、冷え切っていたはずの身体も芯まですぐ温まり、結局30分ほどでお風呂から出てきて、ちゃっちゃとロビーに向かいます。

ロビーにはこのあたりで採れたものでしょうか、お野菜や雑貨を販売しており、胡桃もたくさんありました。

日常見かける胡桃は海外のものが多いですが、この辺で採れた胡桃なんて!!・・
とテンションが上がります!

まあ、この時レジはとっくに閉まっていたので買えませんでしたが。

野菜イラスト

こちらの温泉はお宿から片道、信号もほぼありませんがノンストップで20分程かかります。

ここへ来るまでの道は新しくできた道のようで、舗装され、道幅も広く、本来なら走りやすいのでしょうが、日はとっくに暮れて道沿いにはポツポツと民家がある程度。


外灯も少なく、更に対向車もほぼ走らないので暗闇の中にひたすらヘッドライトに照らされた道だけが現れ、軽い ”魔王” 状態が長い事続きます。


慣れていない人が暗くなってからここを運転するといろんな意味で結構怖いです。


でも怖い思いをする価値はあり!
お湯は白濁、肌あたりが柔らかく(ぬるぬるして)体の芯まで温まります。
とてもいいお風呂でした。

(あまり浸かりすぎると湯あたりするらしいので気をつけて)

お風呂から戻った後は、近くのスーパーで買った地元で作られた餅を囲炉裏で焼いて食べたり、(炭火で焼くお餅はトースターで焼くのと全然違います!めちゃくちゃ美味しい!)

いつものようにリンゴをラブと分けて食べたりと、お宿には調理器具や家電も揃っているので、家にいる時と同じように過ごせます。

土間でリンゴの皮が剥けるのを待つ愛犬
りんごおくれよ

慣れないナイフなのでリンゴの皮が剥けず、そぎ落としているところです。

いつもより時間がかかっているリンゴの供給システムに、文句も言わず静かに辛抱強く見守るうちの愛犬。

ヨダレが止まらなくとも、”ラブラドールは辛抱強い”を体現してくれています。


そろそろ床に入ろうと寒さを覚悟して2階に上がりました。

オーナーさんが電気毛布や布団乾燥機を用意して、あらかじめ電源をつけてあったか〜〜く布団の中を温めてご用意いただいておりました。

温泉入浴効果のお陰も相まって、布団に入ってしばらくすると少し汗ばんできたので、あっという間に熱帯夜状態。

暖房器具全てスイッチを切り、気付けば布団もかけずに眠っていました。
(軽い湯あたり状態だったかもしれません)

寝室の様子

2階は襖で間仕切りされて、実際は4部屋もあります。

2人だと広すぎて少し寂しい…


翌朝

ここで私の ”このお宿のお気に入りポイント”

階段吹き抜け上部と一階東面が全て窓・ガラス戸になっているので、朝日の差し込みがまるでドラマ仕立てな昔のお家の景色。

写真が下手なので上手く伝わらないですね(^_^;) 
山が近くて綺麗

【超お得!】今回の旅行で宿泊したペット可のお宿のまとめ

旅行の計画段階で決めたお宿の条件

  • 予算は大人2人と大型犬で1泊1万円以下
  • 場所は石川県金沢市近郊
  • 素泊まり
  • 駐車場有

結果

  • 大人2人と大型犬1匹で 8,000円+現地でペット追加金1,000円 
    旅行支援があったので実際は 6,400円+1,000円の 計7,400円
    ※2023年3月時点価格は時期や条件によって変動します。必ず事前にお宿へ確認をして下さい!)
  • さらに旅行支援の金券2,000円分付き※2023年3月時点終了している場合もあります。事前に必ず旅行支援サイトでチェックして下さい)
  • 場所は石川県白山市 (金沢市街地から車で30分ほど)
    少し距離がありますが、大きく走りやすい道ばかりだったので特別不便は感じず、さらに温泉が近くにあったので結果逆に良かったです
  • 食事なし
  • ビルトインガレージ付き(昔の家仕様なので大きめの車の場合はちょっとキツキツかも)

更にオマケで良かったところ

  • 近くにスーパーがあり観光客用ではない地場産のものや、地元の方が食べているものを食べれた
  • 観光客でごったがえすということもなく、まるでそこに住んでいるかのように、ゆっくりと静かに過ごせた
  • 大型犬でも探検出来るほど広い土間があって愛犬もご機嫌で過ごせた
  • 少し車で走れば安く入れる良い温泉がたくさんある
  • 近くに桜並木が続く大きな川(手取川)があり、晴れた日にする散歩は心地よい
宿泊施設にあった犬の置物
懐かしのビクター犬
囲炉裏で焼くお餅
スーパーで購入した旨い豆餅

2日目は朝から、お宿のオーナーさんに教わった桜並木の続く川沿いの散歩から始まり、金沢市内のちょっとした観光、ランチに行きました。

次へ続く…

菊姫のお店
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